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    8号READ特集
    「ひんやり、つるり、納涼菓」

    日本には、夏の暑さをしのぐ工夫があります。 打ち水に、朝顔、団扇の風。 どこからか聞こえる風鈴の音。 そして、夏ならではの納涼菓。 ひんやり冷たい葛きりと蕨もちで 暑さを束の間、忘れてみませんか?

  • (プロフィール)
    森藤崇(もりとうたかし)/株式会社KUROGI事業統括。1986年福島県生まれ。料理人をしていた父の影響で和食の道を志す。18歳のとき板前修業を始めた料亭で、現在では「ミシュランガイド」で星を獲得する名店「くろぎ」のオーナーシェフ・黒木純氏と出会う。20歳より「くろぎ」で日本料理に専心。2014年5月、「料理屋が生み出す、今までにない和菓子」をコンセプトに「廚(くりや)菓子 くろぎ」をオープン。和菓子職人、バリスタとともに、ここでしか味わえない「真の甘味」を目指している。
    Website
    http://www.wagashi-kurogi.co.jp/
  • (SHIMICOM、以下S)
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  • (取材を終えて)
    お店で注文し、待つことしばし。やがて運ばれてきた器の蓋を開けると、清流そのもののように透明な葛きりが現れました。見ているだけで清々しく、心がひんやりと潤ってくるようです。また、バリスタがいれてくれたコーヒーは、葛きりの繊細な甘さを邪魔しない軽やかな味わいで、「和菓子に合うコーヒ」という説明になっとく、芳しいきな粉と、フレッシュで華やかな香りのうぐいすきな粉をたっぷりつけていただく蕨もちは、つるるん、とろん、とした食感が楽しくて、食べ終わってしまうのが惜しいほど。あっという間におなかにおさまってしまいました。納涼菓の新たな魅力を発見したことで、今年の夏はいつも以上に涼しく、味わい深くなりそうです。
    取材協力;廚 菓子 くろぎ
    取材・文:市原淳子  
    写真:中根佑子